消しゴムはんこについて…お話します。
Twitterで私のことを知っている方はご存知だとは思いますが、趣味として消しゴムはんこを制作してたりします。
ここではTwitterに上げてある消しゴムはんこの制作手順を見やすく整理&修正するとともに、雑記も加えて書いていきたいと思います。
〜必要なもの〜
- 消しゴムはんこ用の消しゴム(Seriaやダイソーなどで買えます。彫りやすさや厚さの質が欲しい方は彫るナビというものがオススメ。その代わり高いです。自分のオススメはSeria。)
- 鉛筆(2Bがオススメ)
- カッターナイフや彫刻刀など彫るもの(ここではカッターのみを使っていきます。)
- トレーシングペーパー
- スタンプ台
- セロテープ
- ボールペン
- 新聞紙等下に引く紙
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STEP1.
①やりたい題材をコピーするなりなんなりで用意します。
ちなみにハガキサイズだとB5で縮小55%、1/2サイズだと40%ぐらいの大きさでコピーするとうまくハマります。(今回はハガキサイズで制作します)
②題材の上にトレーシングペーパーを載せて鉛筆でなぞります(この時はズレないようにテープで固定する)
③なぞるときは鉛筆の先端を常に尖らせといてください。(線の太さがまちまちになっちゃうので)
影の付け方等は各自の工夫で。初めて作る人は影をつけずにやった方が楽かも。
ちなみになぞるとこんな感じです↓
④なぞり終えたらトレーシングペーパーを裏にし、それを消しゴムはんこの上に置いて擦って転写します。
この工程で上手く転写出来ずに薄れたりするとかなり面倒臭いことになるので念入りにやって下さい。
ちなみに自分は細かいところは指で、大まかにはスタンプ台を擦って転写してます(こんな感じに)
⑤転写するとこんな感じ。
細かく彫りたいところや薄くなってしまったところはボールペンで書いてください。
ちなみにボールペンは水性でも油性でもどっちでもいいです(水性ボールペンだと残らないけどその分すぐ擦れただけで消えてしまいます)
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STEP2.
Step2.
①準備が出来たら、線に沿って「外側」に刃先を向けて彫っていきます。
彫り始める箇所は自由ですが自分は周りからいつも彫ってます。
②彫ってる最中はそれといったことが無いですが簡単なテクを。
顔のパーツとか絶対にミスをしてはいけない所等はこうしてあらかじめ大まかにスペースを確保しとくと失敗しにくいです。
↓パーツの周りを外側に切り込みを入れて、間違えて彫りすぎないようにします。
刃がそこまで進んだ瞬間にそこでストップさせることができます。
また、曲線を彫る時はカッターを動かすより、消しゴムはんこの方を動かして彫ると滑らかになります。
あと円型に彫りたい時は、カッターを縦に持って刃先を当て、消しゴムはんこを回転させると上手く円形に彫れます。
③こうして全部彫れたら、石鹸(泡タイプがおすすめ)と水で消しゴムはんこを洗い流します。
↓洗う前
↓洗った後
水分はタオルに押し付けるなり、いらない紙に押し付けるなりして拭き取っちゃってください。
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STEP3.
①水分を取ったら試し刷りをします。
この際に彫り忘れた箇所や気になる箇所を修正していきます。
この場合での修正すべき箇所は水色で囲んだ箇所です。
②修正すべき箇所が見つかったら、それをカッターで除去して押し直しておかしい点がなかったら完成です。
【ん?修正テープを使ったあとが見える?気にするな!(魔王様)】
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そんなかんやで消しゴムはんこが完成しました。
ちなみにこの消しゴムはんこの制作時間は
- 下書きにかかった時間=2時間
- 彫るのにかかった時間=4時間
- 修正・加工=30分
- →計6時間半
となっています。
ちなみにハガキ1/2サイズだと題材によってまちまちですが、1時間〜3時間ぐらいで終わると思います。最初は線が複雑ではない題材でチャレンジしてみるといいかもしれません。
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ここでは雑記を。
消しゴムはんこ作りは思ったより簡単です。
自分が消しゴムはんこを作ろうと決意した人の画像を見た際、「こんな感じにほんとに出来るのかな?」と思ってましたが、いざやって見ると結構楽しく、一年も経てばクオリティが上がる実感が湧いてきてモチベーションがどんどん上がりました。(ペースは月に2〜3つぐらいだった)
1人で黙々と作業する人が好きな人、細かい作業が好きな人、工芸・ハンドメイドに興味がある人、物を作ったという実感が欲しい人、手が汚れてもいい人、新しいことにチャレンジしてみたいor趣味が欲しい人には消しゴムはんこ制作がオススメです。
ちなみに自分は新しいことにチャレンジしようと現在絵の練習をしています。
(これは果たして続くのかなぁ…)
とりあえず興味がある方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
(終)