【ヤマノススメ巡礼兼】富士山登山チャレンジ
8月ももうそろそろ終わりですね。
今回はこの前の三つ峠登山レポ【ヤマノススメ巡礼】三ツ峠登山 - オサの雑記
に引き続き富士山の登山レポをしていこうと思います。
始まりはこのツイートから。
今日のヤマノススメファンミーティングで3期orOVAが制作決定されたら富士山に登る
— オサ@→京都 (@osa_kirara) 2017年6月3日
実際そうなった(まさか両方くるとは思わなかったけど)ので登ることになりました。
その時のイベントのレポについては↓
ヤマノススメファンミーティングに行ってきました。 - オサの雑記
まあ富士山には前々から登りたいと思っていたし、聖地巡礼と新作祝の記念としては丁度いい機会だと思って決行することになりました。
出発〜五合目
あらかじめ山小屋の宿泊予約と高速バスの予約を済ませておいて準備万端でいざ当日。
現代社会は便利なもので、インターネットで予約しておけばその画面を見せると乗車することが出来たり。(所謂チケットレス)
バスタ新宿から富士山五合目まで行くバスに乗りました。
(アニメが放送された2014年はまだバスタ新宿は完成しておらず、旧高速バスターミナルからあおいたちは乗車してました。)
そして2時間ほどバスに揺られること、富士山五合目に到着。
(アニメで見た景色と同じで興味津々。)
高山病予防のために(あおいのようにならないため)、ここで1時間半ほど滞在して体を慣らしました。
作中でひなたが食べてたカレーを食べたり…
焼印を押すための金剛杖も買って準備万端。
満を持して登山に向かいました。
(だがしかし…)
登山開始〜本八合目(山小屋)
高山病の予防のために
・ハイペースで登らない。自分のゆったりしたペースで登る。
・休憩と水分はこまめに取る。
・呼吸は確実に。
以上のことを遵守しながら登り始めました。
五合目から六合目までは歩きやすい道でなんなく到達。
(落石から守るためのシェルター)
(先は長い。)
六合目からはこんなクネクネした登り道や
こういった岩場が増えていって難度が増して来るものの、無事七合目に着きました。
(七合目初の山小屋。)
(あおいたちも焼印を押した日の出館。)
(ここまではあおいも自分も元気だったんだけどなぁ…)
七合目を過ぎたらこんな道に。
(あおいがへばってきた所。)
本七合目に着いた頃にちょっと体調に違和感が発生。頭がズキズキ痛み始めました。
これは高山病の症状なのですが、↑であれほど対策したのに罹るものなのかと…
(休憩の時間がぐんと多くなる。)
(景色は綺麗になってくるのに体調は悪くなる一方…)
休憩をかなり挟みながらやっと八合目に到着。
あおいはここ(太子館)で限界になってダウンしましたが、自分は諦めるわけにはいかない、宿泊予定(作中での本来の4人の宿泊する予定だった)の富士山ホテルまでなんとか行かねばと思い、休憩を挟んで少しマシになったタイミングで本八合目へと向かっていきました。
(あおいに付き添うことに決めた楓さんと、上を目指すひなた&ここなちゃんが別れたところ。)
痛みと闘いながらやっとのことで本八合目に到着。
身体の限界がMAXだったので力を振り絞りながら山小屋にチェックインして寝床にすぐさま就きました…
(気力が限界だったため、↑の写真は下山の際に撮りました。)
ちなみに五合目から本八合目まで6時間かかりました。
本八合目〜山頂(ご来光&お鉢めぐり)
高山病で倒れて寝床についた自分。
なかなか寝付けず変な幻覚や妄想にうなされたり、相変わらずズキズキする頭痛と闘ったり、何故か吐き気までももよおしてくるなど、今考えてみればかなり危ない状態にありました。
山小屋は一人分のスペースがとても狭く、寝返りをうとうとするものなら容赦なく隣の人にぶつかります。
そんな過酷な状況下にありましたが、8時間休憩したお陰か高山病から復活しました。
(早めに登頂開始して山小屋に比較的早くチェックイン出来て良かった。)
そんなこんなで御来光を観るためにAM2:00に登頂を再開。
ちなみに日の出はAM5:00、山頂までは渋滞も考慮して2時間半あれば到達できるので比較的良さげな出発。
(回復したはずなのに登ってる最中にまた頭が痛くなりました。でも日中よりはマシな状態。)
予定通り2時間半後に山頂に到着。
ここで御来光を待ちました。
(夜明け前の空が綺麗。)
そしてついに…
山頂で御来光を見れました!
(すごく綺麗でした。)
御来光を堪能した後は山頂をぐるっと回るお鉢めぐりに。
(頂上で印を押してもらったり)
(富士山は火山だということを実感したり)
(絵馬を書いたり)
(日本の最高地点に行きました。)
お鉢めぐりをしていると、また高山病が再発してきたので山頂の山小屋で長い間休憩しました。
(温かいココアが美味しかった…)
(なんとヤマノススメのポスターを発見。)
休んで体調も回復してきたのでここで下山開始。
下山
山頂に登ったらあとは滑落に気をつけて山を下るだけ。
下山道は吉田ルートにおいては登山道とは別に分かれており、ひたすら曲がりくねった道を行く感じになっています。
(チェリーではない)
傾斜もなかなかあり、杖があって本当に良かったと実感。
地面はサクサクしてて滑りもよく、さながらスキーのような感じでした。
(いつの間にか高山病も治ってた)
下山道にはまるで山小屋がなく、途中にあるものいえば公衆トイレぐらい。
(あおいと楓さんが話してたところ。)
下ることおよそ3時間、出発地点の富士スバルライン五合目まで帰ってきました。
その後は帰りのバスの時間まで適当に時間を潰したりして、新宿まで帰りました。
雑感
ここからは全体的な感想を。
まずは一つ目。
取り敢えず山頂に登って御来光を見るという自分の目標が、紆余曲折がありながらも達成出来て良かったです。
(途中で断念するのは悔しい思いをするので…)
次に二つ目。
あんなに気をつけていたのに、まさかあおいと同じく高山病にかかるとは思いませんでした。
(↑の事項を守ったり、前日にきちんと睡眠をとっていたりしたのに発症したということは、自分の体質自体の問題なのかもしれません…)
富士登山される方は↑の事項を守ることはもちろん、高山病用の薬や酸素ボンベを持っていくことを強くおすすめします。
(自分の体質は登ってから初めて知ることになるので…)
ちなみに、自分は高山病を(軽いのを含め)今回三回発症しています。
(ただ山頂をゆったり歩いているだけでも罹ったのがホントに分からない…)
最後に三つ目。
富士山の頂上は夏でもかなり寒かった。
自分はちゃんと防寒具を準備しといたのでOKでしたが、半袖半パンは論外のこと、長袖1枚で山頂に登るのはかなり体力を消耗する行為です。
昼間になれば気温は上がっていくものの、山頂はかなり風が強いので体感温度としては低くなります。特に御来光を観る方は絶対に防寒具を持っていったほうがいいぐらいの寒さでした。
気候といえば、富士山は砂が多いので風が吹くとよく砂が巻き上がって目に入っていたくなることがあります。
サングラスは日差し避けだけではなく、目の防塵にも使えるのでマストアイテムです。
同時にかなり日差しを浴びることになるので日焼け止めもあった方がいいでしょう。(特に首あたりに注意。)
ちょっと苦い経験もしたけど無事に目標を達成できた富士登山。
この経験を踏まえて自分のこれからの糧にしていけたらと思います。
また、作中で富士山登頂を断念したあおいでしたが、3期でリベンジを果たせるのか?
そこにもこれから注目&期待していきたいと思います。(原作読んだらわかっちゃうけど)
次はどの山に行くんだろうなぁ…
(終)